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2020年3月1日

卒業式

 令和元年度卒業証書授与式が挙行されました。
 ご列席いただいたご来賓の皆様並びに保護者の皆様に見守られながら、福岡魁誠高校第15期生270名が卒業しました。

 



 

校長式辞


 

式辞

 

 冬の寒さも和らぎはじめ、樹々の姿に新しい春の足音を感じるこのよき日に、県教育委員会をはじめ、多数のご来賓、保護者の皆様のご臨席を賜り、福岡県立福岡魁誠高等学校第15回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、職員・在校生一同、この上ない喜びとするところであり、心より感謝申し上げます。

 ただ今、本校・総合学科の課程を修了した270名の卒業生に卒業証書を授与いたしました。本校での3年間の努力が実を結び、卒業という栄冠を手にされた卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。充実感あふれる表情のみなさん、一人一人に賞賛の言葉を贈るとともに、心からお祝い申し上げます。

 本日、母校をあとにするみなさんの胸中には、3年間の学校生活の一つ一つの場面が、さまざまな思いをもって蘇っていることでしょう。自分の興味・関心や将来の進路に沿って選択した授業、自分の可能性に挑戦した部活動、仲間との絆を深めた体育祭や研修旅行などの学校行事、企業でのインターンシップ、そして総合学科での学びの集大成である北斗フェスタなど、そのいずれにおいても、みなさんは真剣に取り組んだことと思います。その中で『自分の可能性を信じ、努力を継続すれば結果に繋がること』、また、『友人の素晴らしさや互いを認め合い、切磋琢磨することが自分の成長に繋がること』を学んできました。校訓である『至誠』、『勤労』、『礼節』の大切さを実感したことと思います。

 みなさんが手にした卒業証書は、一人一人の努力によって得られたことはもちろんですが、その陰には深い愛情をもって、見守ってくださった家族の方々、先生方、友人など多くの人たちの支えがあったことを忘れてはいけません。改めて、支えていただいた方々に、感謝し、そのことを『自分の言葉』で伝えてください。そして、その恩に報いるため、将来に対して、自ら責任を果たしていく決意を胸に刻んでください。

 さて、さまざまな変化が起きた『平成』の時代が終わり、新しい時代『令和』となった今、社会は、さらに加速度的に変化し、その変化に対応することが、ますます難しくなることが予想されます。これまでの日本は大量生産・大量消費に支えられ、発展してきました。その時代の中ではマニュアルを正確に覚え、それに従って、効率よく、働くことのできる人材が求められてきました。しかし現在、社会の価値観が生産・消費から情報やコミュニケーションへと変わってきています。IoTやAIによって我々の生活環境や生活形態が変化するだけでなく、求められる人材もこれまでとは異なってきています。私は、これからの時代を生き抜いていくために必要なことは、二つの『創造力・想像力』だと思います。

 一つ目の『創造力』、それは、原形となるものが何もないところからつくり上げる創造です。これはモノを創ることだけを言っているのではなく、これまでの経験や考え方にとらわれない自由な発想で物事を考えるということです。失敗を恐れず、果敢に挑むチャレンジ精神や成功するまで諦めない忍耐力が求められるということです。昨年、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰さんは『研究を成功させる秘訣の一つは粘り強さ、いわゆる、壁にぶつかっても何度も何度も耐えていくという、執着心でしょうかね。』と仰っています。みなさんもこの3年間、辛いことや苦しいことを乗り越えてきたはずです。母校で培ったエネルギーを存分に発揮し、これからの新しい社会を創造できる人になってください。

 もう一つの『想像力』、それは、相手の立場に立って考え、相手の気持ちを『想う』想像です。時代とともに成熟した社会となり、便利で快適な世の中になりました。しかし、一方では公共のマナーやルールを守らない、簡単に人を傷つける、自分の利益のみを追求するなど、個人主義的な言動が目立つ社会になっていることも事実です。東日本大震災や相次ぐ自然災害を契機として、多くの人がこれまでの生き方について、いま一度見つめ直すようになり、本当の『豊かさ』とは何なのかということを真剣に考えるようになってきています。一昨年8月、行方がわからなくなっていた2歳の男の子を救出した尾畠春夫さんは、ある表彰を受けられたとき、次のようなコメントをされていました。『子どもたちには自分がされたら、うれしいことを人にしてあげられる、心豊かな人に育ってほしい』と。みなさんには他人を気遣い、相手を想像できる人として、これからの社会を支えてください。

 保護者の皆様にお祝いとお礼を申し上げます。お子様のご卒業、誠におめでとうございます。高等学校の3年間は、変化と成長の激しい時期であり、ご苦労も多かったことと思いますが、卒業の日を迎えられたことに対し、心よりお祝いを申し上げます。また、本校教育振興のため物心両面にわたりご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。

 結びにあたり、最後のメッセージを送ります。これから社会に出るにあたり、希望とともに不安もあることでしょう。でも、この3年間、福岡魁誠高校での『学び』の蓄積がみなさんを支えてくれます。校歌 THE WAY TO MY DREAM の一節『過ぎ去りし日々 かき集めてみたら 強さがここにある』 この3年間の経験がみなさんの強みであり、『財産』です。みなさんが、それぞれの道で自分らしく輝くことを信じています。

 それでは第15期生270名の、これからの活躍を期待して式辞といたします。 


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