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2018年10月4日

後期始業式

 5日間の秋季休業も終わり、いよいよ後期のスタートです。

 


 

校長式辞


 

 

平成30年度後期始業式式辞

 

五日間の秋季休業、皆さんはどのように過ごしましたか?皆さんには、自分を見つめ直して欲しい、振り返りを行って欲しい、その時間を持つことで「節目」、人生の「節目」を作って欲しいといいました。どうだったでしょうか? なお、先生方には、この秋季休業期間に、学校の取組や活動を振り返って、今後の課題とこれからどのように取り組んでいくかを話し合ってもらいました。そこには、先生方の生徒の皆さんに対する深い愛情、熱い思いが見られ、頼もしく思えました。校長としては、先生の思いを受け止めることができる人間に、皆さんが成長してくれることを望んでいます。

さて、今回の式辞は、「原点」というものについて述べたいと思います。人はよく、新しいことを考える時、「原点に戻ろう」と言います。が、原点に戻るということの意味を理解して使っている人は意外に少ないと思います。よく、ゼロに戻る、スタート地点に戻るというように思っていいますが、実は「原点に戻る」とは、そうではありません。例えば、今年のノーベル医学・生理賞受賞の本庶佑氏は、研究の原点は、若くしてがんで亡くなった同級生の存在であり、「少しでも貢献できればと、当時かすかに思った」ことです。このように、原点とは、自分が何かをしようとしたときの「思い」であり、原点に戻るとは、そのときの「思い」に戻るということです。たとえば、就職するする人は「この会社に一生を掛けよう」「社会人になったらこういう人になろう」という熱い思いをもって決意して入社するのだと思います。この「思い」が原点、その「思い」にたち戻るのが原点に戻ることです。それは、進学者も同じです。

原点とは、企業で言えば、創業の精神であり経営理念です。学校でいえば、創学の精神です。大正九年着任の第2代校長、光澤與吉先生が残された本校の教育指針「至誠に基づき熱心に事に当れ」「元気を出して勤労に服せよ」「質実にて礼節にかなえ」が本校教育の原点といえます。この言葉から校訓が生まれ、本校教育の精神的柱、生徒の行動規範となっています。本校生が明るく元気な所、いつも一生懸命な所、日常生活で「挨拶」や「清掃」が重視されているのも、この言葉の表れです。原点は、ゼロでもないですし、決して低いところにあるものではありません。最初から、最後まで、崇高で燦然と頭上で輝くものなのです。でも、漫然と生きていると、頭上に雲がかかり、それが見えなくなってきます。原点に戻るというのは、その頭上の雲を取り払い、その光輝くものが何だったのかを思い出すことなのです。みなさんも一度、自分が本校で学ぼうと思った当時の「思い(=原点)」は何だったのか思い出してみてください。原点を思い出せれば何度でもトライできるはずです。

 最後に、3年次生へ。会うは別れの始めという言葉があります。今日の始業式は、3年次にとっては、お別れのカウントダウンの始まりの式です。この言葉は「いつ別れがきても悔いが残らないように、出会った人全てを大切にして生きよ」と私たちに訴えている言葉でもあります。始めがあれば終わりがあり、楽があれば苦があるのと同じように訪れるものです。「必然の別れに至るこのひと時の時間を大切にすることが大事だ」という意味が込められているともいえます。一度しかない人生で出会えた人々、今、あなたの周りにいてくれる人々…、その人たちに、常に誠意と感謝の心を持って接する。そんな態度で日々おくることができれば、新たな世界へ飛び出しても、心豊かな人生を送れると確信します。別れの経験で人の痛みを知ることができます。別れることで次のステージが見えてきます。別れは終わりではなく、さらなる躍進の第一歩のはじまりです。このことを祈念して、後期始業式式辞の結びとします。

 

 

 


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